2012-10-19

unglazed pottery


弊社ではすべての製品において
本焼成の前に素焼きをしています。


 素焼きは成形した素地を800~950℃まで焼成し、素地を完全に乾燥させるとともに素地自身を多孔質に変化させます。
 
こうすると施釉したときに釉薬に含まれる水分を表面の細かい穴から吸収しやすくなり、釉薬ののりが良くなります。素焼きの技法は明治以降に欧米から伝わったもので昔の日本の焼き物は備前など素地を焼き締めるものを除いて全て生がけ(素焼きしていない素地にそのまま釉薬をかけること)でした。
 
本焼きは素焼きした素地に釉薬をかけたもの(あるいは焼き締めを目的として素焼きをしていない素地)を1300℃近辺まで焼成します。本焼きによって釉薬が熔融して素地と固着し、素地自身も固く焼結します。

オリジナル陶磁器製造・販売
丸朝製陶所